2020/07/05
BaJaJビーナス・ローマ復活記録№6
【マフラー洗浄及びガスケット取替】
エンジン回りのオイル漏れをチェックするため、出来る限りの範囲でエンジン洗浄しました。
テスト走行後の確認ではマフラーガスケットからの漏れがあり、周辺がベタベタのオイル汚れとなるためマフラーを取外す。
見えますか?このカーボンの蓄積量!!
シリンダー排気部のカーボンは少ないものの、マフラーのカーボンはひどい状態であったため、マフラー洗浄を行うことに決定!
また、排気漏れの原因はガスケットの劣化と考えられるため、取替えをすることに決めましたが、ベスパの部品で合う物がありませんでした。(困った!困った!こまどり姉妹 古い~)
カーボンの除去方法にはマフラーを焼く方法もありますが、現在の作業環境では無理と判断し、ジョンソンのパイプユニッシュ800g(288円(税抜))を3本購入し、洗浄することにしました。(アルカリ性のパイプ洗浄剤)
*危険!
酸性の物と混ぜると毒ガスが発生しますので要注意!
テールパイプにサランラップと輪ゴムを使って洗浄液が漏れ出ないように栓をする。
容量計算のとおり、少し余りましたが、ほぼ3本分が入りました。
マフラーを動かすと誰かの酒の飲み方みたいに、ごくごくと見事な飲みっぷり(笑)
内部構造が不明ですが、推定では部屋が3つ程度あり、仕切り壁にパイプが溶接されているのかな?なんて考えながら作業を続ける。
カーボンの層に洗浄液が浸透したころに、マフラーに細かな振動を加えると効果的なような気もしますがね?
さて結果は!
約15時間後に抜いた洗浄液は真黒!
一度では勿体無いと思い、この液を裏ごしに掛けて? もう一度、マフラーの中に入れ約30分後抜取
水でマフラー内部を洗浄後、布団乾燥機で内部を乾燥させる。
その後、マフラー外側の錆を落とし耐熱塗装
マフラーガスケットはピッタリ合う物が見つからなかったため、一番近いキタコXK-02を購入、内径が小さかったため強引に大きくする。
厚みが少し足りないかなと思われましたがテスト走行をした結果、排気漏れもなく回転の上りが軽くなりました。しかし、どうもシリンダーヘッドとシリンダーベースパッキン部からの漏れがあるようで、新たな油汚れが見られました。ボア×ストロークも不明、合う部品があるかも不明ですが、ピストン、ピストンリング関係のデーター収集や、ピストンヘッドのカーボン蓄積も確認したいので、出来れば梅雨の間に分解にチャレンジしたいと思っています。
次回につづく