2020/07/17
BaJaJビーナス・ローマ復活記録№7
新型コロナ禍がなければ、祇園祭(先祭)!!で京都は最好調に盛り上がる時ですが、山鉾巡行も中止で残念です。
疫病を祓うために始められた祇園祭が、ウイルスによって縮小とは皮肉なものです。
毎年、過去に記録が無い程の大雨が降り、大きな被害が出るようになりました。
何年か前に地球温暖化について精しい先生が、『現在、地球の温度上昇は海水が吸収しているが、吸収しきれなくなったときに地球上で何が起こるかは分からない。』と書かれていたのを思い出しました。(怖い!!)
大きな地震(東南海地震等)予測、火山の噴火などが加わり災害が続くのでしょうか?これが小松左京さんの「日本沈没」なのでしょうか?
そんなことないですよね! だって日本列島は「不沈空母」ですから。!!
なんてことを考えながら、エンジン腰上分解にチャレンジ
シリンダーヘッド部の7mmのナットを4個取外しヘッドを取る。
次にシリンダーを抜こうとすると車体に当たり抜けない。?? うん?暫く考え込む??
そう、スタッドボルト4本を先に抜き、シリンダーを90度車体右に回転させなければ、シリンダーは抜けないのです。これ誰の設計なん!?
やっとの思いでシリンダーを抜いて、顔を出したピストンの頭にカーボンと少し吹き抜けの痕跡が見られる。また、シリンダーベース部の前後には、漏れ跡がハッキリと見られた。
【また不具合発見】
ピストンを取外し、セカンドリングを取るとポロリとエキスパンダーが落ちる。写真のように2分割状態で、折損していました。
【部品調達】
エキスパンダーには困りました。吹き抜けを防止するには有った方がいい。探しましたがベスパの部品にはなく、R1-Zの部品を手に入れ取付けてみましたが、厚みが倍もありキツク押さえて53.91mm/54mm程度でした。
①焼き付き覚悟でR1-Z物を使用
②2分割のエキスパンダーを入れる
③エキスパンダーなし
①は余りにもリスクが大きすぎるため却下
②既に折れているという事は、更に折れて飛び出す可能性があり却下
③いろんな事実があり、エキスパンダーなしでも問題なしという事実と、他には回転はよく上昇するようになったが、トルク感が無くなり吹き抜けていたという事実もあったようですが、いずれも同型エンジンでないため、一番リスクが低い? 抜取に決定!!
シリンダーのベースパッキンはベスパの物が少しの加工で使用可能でしたが、ヘッドガスケット(銅製)がなく、耐水ペーパーと油砥石で面を出し再使用することに決定。もし、これでダメなら自作することにします。
美人になったピストンを取付
次にシリンダーを入れる作業ですが、排気ポート側を車体の右側に向け組み込む。(鉄シリンダーで重たい)
ピストンリングが指で押さえられない。そう手がとても大きくて無理なんです。